撮影したフォトグラファーのお子さんがイタリアでネガを保有しており、イタリアで写真現像した大判写真です。とても貴重なアート写真です。サイズ70cm x 50cmフレームは付属いたしません。【写真説明】1963年5月にイタリアにて撮影された一枚です。写真左側にフィレンツェのシンボルマークがあり、フィレンツェで撮影されたものであることが分かります。1982年に世界遺産に登録された「フィレンツェ歴史地区」の一つでもあるボーボリ庭園にて行われた車のパレード(お披露目会的なもの)です。今見てもモダンな雰囲気の漂う車は、フェラーリ 275GTBです。この車は1964年秋にパリ・サロン(サロン・ド・ロト Salon de l'Auto )で一般に公開されたものですが、それよりも1年以上前にフェラーリの本場イタリアにてお披露目されていたことが分かる貴重な作品です。1950年代から1960年代に多くのコンペティションモデルの製作を手がけたスカリエッティ製のボディは、大量生産ではないため細かい部分でディテールや寸法に個体差があると言われおり、いかにもイタリアらしいですね。重量は1050kgで最高速度は250km/hです。発売期間は1964年から1966年の間で、236台しか存在しないと言われています。また顧客のオーダーで様々な仕様が存在しており、コレクター間での高額売買でたまに世間を賑わすほどです。その取引価格はというとフェラーリの中、というよりも世界中の車の中でも群を抜いています。2014年8月、世界に3台しかない275GTB/C スペチアーレの1台がRMサザビーズ・モントレー・オークションに出品され、2,640万ドル(約27億1,000万円)で落札されました。2013年8月、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に出品された275GTB 4S NARTスパイダーは、2,750万ドル(約26億9,000万円)で落札されましたちなみに歴史上最も高い車は、2018年6月に個人間で売買されたフェラーリ 250GTOで 5,200万ポンド(約76億円)と言われています。この250GTOの後継車種が275GTBなのです。